場を読む力
自分に今何が求められているのか? 何をする事がこの場合ベターなのか?
その場の空気を読めない人がいる。そう人と一緒にいると周りが苦労するし、ハラハラドキドキ心配が絶えない。
自分の想いを伝えたいと言う気持ちは理解出来る。自分が伝えたいことが正しい可能性が高いならその想いは相当なものだろう。
しかし、プライベートならいざ知らず、公の場しかも多数の人が関わっているような時にはより慎重になるべきだし、その自覚を持つべきだ!しかも、立場有る地位に在る人なら尚更ではないか。
多分、その人は自分がどの様に立ち振る舞うべきなのか分からなかったのだと思う。分からなかったと言うのは、考えもしなかったと言うこと。つまり、自分が場の雰囲気を崩してしまったことに気付いていない。人って気付かないと直せない訳だから、なかなか難しいのかなと思います。
職場の上司に教えて頂いていることがあります。それは、『自分が言いたいことと、その場で言うべきこと求められていることとは、必ずしも一致しない。』と言うこと。
コレは今後仕事をしていく上で、肝に命じておくべきことであると。教えて頂きました。まぁ、お酒の席でのお話ですけどね(笑)
私達は、得てして物事を一点集中で見てしまうきらいがあります。そうなってしまうと、周りが見えないから、なかなか場を読むことまで考えが及ばない。
だから、いつも視点は2つ持つ必要がある。1つは一点集中視点。もう1つは鳥の目の視点。
鳥の目のように上空から俯瞰する感じで物事を見ると、一点集中の視点では見えていなかったものに気付く。それに気付けば、自分が伝えようとしていることは、この場の発言として最適なことか客観的に分かる。
コミュニケーションは自己満足で終わるものではありません。相手との関係もあるし、多数の人がいるときはその人達との関係性についても考え無ければいけない。
それが、いわゆる『場を読む力』と言われるものではないだろうか。