思考のクセ
私達の脳には1日に5万とも6万とも言われる数の思考が思い浮かび、そして、その内の殆どがネガティブ思考であると言われています。また、同じネガティブ思考とは言っても、例えば同じ状況で、Aさんはその様に考えるけど、Bさんはそう感じない場合もあります。
つまり、私達は同じ状況を見て、感じて、聞いて当然のようにネガティブ思考に陥るのではなく、それぞれがその様になってしまう状況が人それぞれにあるようです。その人が成長して行く過程で備わったある種のプログラミングとも言えるかもしれません。先ほども言ったように同じ状況でもそれを何とも感じない人も居れば、それをマイナスに受け取る人がいるわけです。
それが良いとか悪いと言う評価は取りあえず置いといて、人は誰しもその様な『思考のクセ』を持っている事に先ずは気付くことが大切。
そうすると、悩みのスパイラルきハマってしまった時も、あれ、これって、もしかしたら自分の思考のクセじゃないか?だとしたら、何が有ったからそう思うようになったのか?と考えることが出来るようになります。
これは、ネガティブだと感じている状況に向き合うのではなく、自分がネガティブだと感じる原因としっかりと向き合うことになります。ネガティブな状況と向き合った(合えた)としても、また次のネガティブな状況が形を変えて現れて来るので、その根本原因と向き合う必要があるわけです。
とは言っても、それは辛く、苦しいことになるかもしれません…。でも、例えそうであったとしても遣ってみる価値はあると思います。クセを治すには体の時と一緒でその原因を知るのが速効性があると思いますし、表面上だけの変化だけでは何ら変わらないのです。
思考のクセは、私達がこれまで成長して行く過程では必要なものであったのです。そう考えることで欲求が満たされていたのです。
しかし、今の私達にはそれはもはや過去の産物であり必要有りません。しかも成長や幸せになることを阻害している場合が多いです。
それに気付き感謝して手放しましょう。
そうすることで思考のクセ全てが解決する!とは言い切れませんが、心の状態は凄く良くなると思います。内面の状態が良くなると言うことは、プラス思考になり行動が起こしやすくなると言うことに繋がります。それだけでも大きな変化だと思います。後は、それを継続して遣ってイクだけ。
普段は、なかなか考えることがない自分の『思考のクセ』。ただなんとなく遣ってしまっていることに意識を向けて見てはいかがでしょうか。