囚人のジレンマ

tsu-ka-

2009年03月07日 23:48


NHKのテレビを見ていたら、「囚人のジレンマ」について放送していました。内容が面白かったので、ご紹介します。以下は、NHKのホームページより。



「裏切りの誘惑」

 花を贈るべきか、贈らざるべきか。憧れの女性の初舞台を前に思い悩む郷田先輩。実は彼には恋のライバルがいた。双子の兄。お互いに「花を贈るのはやめよう」と協定を結んだのだが、兄が協定を守るかどうか信用できないという。裏切るべきか、否か、郷田先輩の悩みは深い。



→「囚人のジレンマ」とは、個々にとって最良の選択が、全体にとって最良の選択とはならない状況のこと。


 郷田先輩にしてみれば、兄が協定を守り、花を贈らない場合、自ら協定を破って花を贈れば、女性の心をつかめるかもしれない。
反対に、兄が協定を破り、花を贈る場合。協定を守っていては、兄だけが花を贈ることになり、女性の心を奪われてしまうかもしれない。協定を破って花を贈れば、女性の心を奪われることはない。しかし、花の代金は無駄になる。つまり、郷田先輩にしてみれば、兄が協定を守ろうと守るまいと、自らは協定を破って花を贈るのが得ということになる。
しかし、これは兄にとっても同じこと。そこで二人は協定を破りあい、どちらも女性の心をつかめない一方、花代を失う分だけ、お互いが協定を守る時よりも不幸な結果に終わる。まさに「囚人のジレンマ」。