『一番になる人』
すべては妄想から始まる。このフレーズに惹かれてこの本を読み始めました(笑)
この本は、モーニング娘の産みの親であり、シャランQのボーカルでもある、プロデューサーつんく♂が、どうやれば一番になれるかを彼自身の経験から書き綴ったものです。
一番になるには、一番になった人との違いを見付ける。しかも、ただの違いではなくて、違いを持たらす違いだ。つんく♂はそれを料理に例えて、カリスマと呼ばれる人と、ただのプロとの決定的な違いは、最後のひとさじ加減であると言っている。その絶妙なさじ加減、いわゆる違いを持たらす違いを自分のものにしている人間が、カリスマと呼ばれる人達であると言っています。
この本で私が印象に残ったは次のとおりです。
夢が心の中で描くものであり、目標が頭のなかで立てるものだとすれば、妄想には体の内側から沸き上がってくるような感覚があります。妄想には、人生を前進させていく力がある。
自分と同じ分野の天才を前にした場合、人間の心理は二つに分かれる。彼らは天才だから、自分とは出来が違うんだと思ってしまう人。彼らは天才だから、少しでも彼らに近づけるよう、彼らを研究してみようと思う人。
「チャックあいてるで」といわれて笑える男は出世する。
◆まとめ◆
この本は、一番になるための遣り方だけではなく、在り方も説いてくれた一冊だと想いました。