◆インプロ(即興劇)

tsu-ka-

2009年01月18日 16:56


桜坂市民大学でインプロを遣ってきました。


インプロは、台本の無い演劇(即興劇)なので、相手がどの様に演じるかは
実際に遣ってみるまで分からないことが多い。

多分、こうするだろうなと思っていると裏切られることも頻繁にある。
インプロは、想定外のことが当たり前の様に起こる。
(これがインプロの楽しさ、醍醐味でもあるのだと思うが)

だから、いつも頭の中をクリア、空っぽにして目の前の相手に
向かい合わないといけない。

でも、頭の中をクリアにするのって案外難しい。
我々はいつも、この瞬間においても何かしらを頭の中で考えているから。


それじゃ、どうすれば良いか?


多分、ヒントは、目の前に起こっている出来事にフォーカスすること。
ではないかと思う。


今はこういう場面だから、こうなって、そして、ああなるはずだ!と
頭の中でストーリーを作るのではなくて、自分の目の前に在るものに
集中する。そうすれば、答は自ずから見えてくる(感じてくる・湧いてくる)。

それを言葉にして伝えたり、動作として表現したりするだけ。
そうすれば、相手がどの様に演じたとしても、落ち着いて対処することが
出来る。



これは、コミュニケーションについても言えると思う。

最初から先入観を持って接してしまうと、枠に入ったコミュニケーションしか
取れない。コミュニケーションは頭の中で考えながら遣るものではなくて、
目の前に起こっている事をしっかりと見て、それに対して自分らしさを付け加え
表現して行くものではないかと思う。

そうすることで、コミュニケーションの幅がドンドン広がって行くと思う。